【心理塾】「いいな、すごいな」の力

「いいな、すごいな」と思ったら、伝えることに努めています。
心理カウンセラーとして、
心理士養成講座の講師として、
「いいな、すごいな」があれば、すかさず伝えたい。

「いいな、すごいな」と賛同されることは、
やはり自信につながるからです。
そして自信になるということは、
メンタル不調を抱えたクライエントの回復にもつながっていきます。

実際に、こちらは「いいな、すごいな」を伝えていただけですが、
「自分なんて何もできない」自信のなさを訴えていた方が、
「できていることがあるな」と少しずつ自信につなげ、
「ひとまず一歩踏み出してみよう」と歩み出していかれる姿を見てきました。

ここで、誤解してほしくないのは、
自分を再び信じることができるのは、
これは、クライエント自身がもっている力です。
カウンセラーが「いいね、すごいね」と伝えたとしても、
それを自信につなげられるのは、クライエント自身だからです。
クライエントの回復は、クライエントの力のおかげであって、
「クライエントから感謝されるようでは、半人前」
そんな言葉もあるくらいです。

心理カウンセラーができることは、
そのクライエントの回復できる力を信じて、
「いいな、すごいな」を見つけて、言葉にしていくこと。

ただ、その「いいな、すごいな」は意外に難しいんですよね。
良かれと思ってほめても
「馬鹿にしているのか」と怒らせてしまったり、
自然に言葉が出てこなくて
白々しく響いたり…。

教育風土としても、
「できているところは当たり前にスルーされて、
できていないところばかり、注目されて、注意される」
馴染みがあるために
「いいな、すごいな」と賛同することは
一段難しいもののように感じます。

「いいな、すごいな」を上手に伝えるためには、
実際にやってみることで、スキルは磨かれます。
相手を肯定することが求められる心理カウンセラーを目指されるなら、
「いいな、すごいな」を伝えることを
普段から取り入れていただくことをおすすめします。

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